こんにちは。今回は「習慣が途切れたときの立て直し方」についてお話ししたいと思います。
習慣は、一度止まると再開するのが驚くほど難しく感じるものです。しかし、だからこそ「再び動き出すこと」の大切さを実感できる機会でもあります。
実際、私自身もこのラジオ配信を再開するまでに時間がかかりました。途中で止まってしまうと、まるで坂道を登るような気持ちになってしまうんですよね。でも、ある日ふと「とにかくやってみよう」と思い、動き出したら案外スムーズに再開できました。
今日は、習慣が止まってしまったときの乗り越え方、そして心と体を豊かにする具体的な行動について深く掘り下げていきます。
習慣が途切れると再開が億劫になる理由

私たちはなぜ、一度習慣が止まると再開が難しく感じるのでしょうか? その理由は、大きく2つあります。
1. 環境の変化が影響する
今回、私がラジオ配信を止めてしまったのは、母の入院と自分自身のコロナ感染が重なったことが理由のひとつでした。
こうした予期せぬ出来事は、誰の人生にも起こり得るものです。生活リズムが乱れたり、心の余裕がなくなったりすると、普段続けていたことが急に遠のいてしまいます。
しかし、環境が変わるたびに習慣を手放していたら、結局、何も続かなくなってしまいます。だからこそ、「どんな環境でも続けられる、小さな習慣」を持つことが大切です。
2. 習慣の持つ惰性の力
習慣というのは「続けると続くし、止まると止まる」ものです。一度止まると、「今日はいいか」「また今度やろう」と先延ばしにしやすくなります。
私たちは、自分で思っている以上に「慣れ」の影響を受けています。だからこそ、「始めるまでが一番大変」ということを理解し、小さな行動から再開することが重要です。
習慣を再開するためのポイント
では、一度止まってしまった習慣を再び動かすにはどうしたらいいのでしょうか? 私が実践し、効果を感じた方法を3つご紹介します。
1. 「淡々と続ける」を意識する
習慣化の本を100冊以上読んできましたが、結局大切なのは「続けることに特別な意味を持たせない」ことだと感じています。
人は、何かを始めるとき「やるぞ!」と気合を入れすぎると、続けられなくなります。むしろ、「特別なことをしているわけではない」と考えたほうが、自然と続きやすくなるんです。
ポイントは、「少しでもやったらOK」にすること。たとえば「1分だけ運動する」「1行だけ日記を書く」など、小さな行動を続けることが、最終的に習慣を強くしていきます。
2. 「虎視眈々(こしたんたん)」の精神を持つ
ライオンは、常に狩りをしているわけではありません。じっと身を潜めながら、ここぞという瞬間に全力を出します。
習慣も同じで、無理に毎日完璧にやろうとすると、途中で燃え尽きてしまいます。「続けられない時期があってもいい。でも、タイミングを見て再開しよう」と思うだけで、心が軽くなります。
3. 言い訳を捨て、まずは動く
「今日は忙しい」「今は体調がすぐれない」など、私たちは本当にうまく言い訳を作る天才です。
でも、その言い訳を「1分だけやってみる」に変えてみると、意外と続けられることに気づきます。「やる気」は行動した後に生まれるもの。だから、やる気を待つのではなく、小さく動いてみることが大切です。
体調を整えるために

1. ジムに5分だけ行く
運動は「やらない日を作らないこと」が重要。5分でもいいからジムに行く、ストレッチをする。そうすると、「やらない」という選択肢がなくなり、自然と習慣になっていきます。
2. 階段を使う
毎日の通勤や移動で「エスカレーターより階段」を選ぶだけでも、長期的には大きな違いになります。努力ではなく、日常の選択肢を変えるだけで、健康な体が作られます。
3. 睡眠を削らない
私は過去に睡眠不足でうつを経験しました。7時間睡眠は、体と心を守る大切な時間。忙しくても、「睡眠だけは優先する」と決めることが、長期的な健康につながります。
4. 食事をシンプルに
「何を食べるか」は、人生の質を大きく左右します。私は納豆・味噌汁などの発酵食品、野菜・雑穀米を基本としたシンプルな食事を意識しています。毎日の食事を整えることで、心も安定していきます。
心の豊かさを育むために

1. 自分のペースを大切にする
周りのスピードに流されず、「自分にとって心地よいペース」を見つけることが、心の豊かさにつながります。
2. 「怠け者の自分」も受け入れる
人は誰しも、何もしたくない日があります。そんな自分を否定するのではなく、「今日は休む日」と受け入れることで、心のバランスが取れるようになります。
3. 小さな「豊かさ」を積み上げる
「大きな成功」よりも、「日々の小さな満足感」を積み上げることが、長期的な豊かさにつながります。焦らず、目の前の幸せを大切にしていきましょう。
最後に
習慣は、一度止まってもまた始めればいい。焦らず、自分のペースで淡々と続けることが、豊かな人生への一歩になります。
まずは、今日できる「小さな一歩」から始めてみませんか?