仕事柄(学習塾のアドバイザー)、習慣化に関する本を100冊以上読んできました。
その知識と、私が実際にジムやピアノ、読書を継続できている経験から、「続けるための本質」についてお話しします。
1. 習慣化は「我慢大会」ではない

多くの人が「習慣化=歯を食いしばって頑張るもの」と誤解しています。しかし、それは逆効果です。
- 脳の仕組み: 脳はストレスを感じると、そこから全力で逃げよう(サボろう)とします。
- リスク: 無理やり続けて目標を達成しても、「あぁ辛かった、もう終わり!」とその瞬間にやめてしまう可能性が高いです。
2. 続いている習慣は「心地いい」から続く
私が現在続けていること(ジム通い1年、ピアノ5年、お風呂読書1年)には共通点があります。
それは「やらなきゃ」ではなく「やりやすい・心地いい」という感覚です。
- お風呂読書: 「勉強しなきゃ」ではなく、湯船でリラックスついでに5分だけ。漫画でもOKという低いハードル。
- ジム通い: 運動の辛さではなく、終わった後の爽快感や、ご飯が美味しくなる「ご褒美」が動機になっている。
3. 意志力よりも「仕組み」を愛そう

習慣化に必要なのは、自分を叱咤激励する「根性」ではなく、行動をデザインする「設計図」です。
- 問いかけを変える: 「なぜ頑張れないのか」と自分を責めるのではなく、「どうすればもっと楽にできるか?」と問いかけましょう。
- 結論: 明日から「嫌だけど頑張る」のはやめて、「楽にする仕組み」を考えることに頭を使いましょう。
まとめ
根性論よりデザイン論
意志の力に頼るのではなく、「どうすれば楽にできるか」という仕組み作りに注力しましょう。習慣化は「設計」の問題です。
脳はストレスから逃げる
「辛いことを我慢して続ける」というアプローチは、脳の性質上、長続きしません。我慢大会はやめましょう。
「心地よさ」とセットにする
「終わった後の爽快感」や「リラックスタイムとの抱き合わせ」など、やることに快感やメリットを見出すことが継続の鍵です。
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