〜「今、逃げたい」と思った瞬間に、芽生えたもの〜
こんにちは、豊かな人生です。
今日は「逃げることはクリエイティブさにつながる」という少し不思議な話をシェアしたいと思います。
結論から言うと、私は辛い現実から逃げた結果、むしろ普段の自分では手を出しづらかったことが自然と進んでいくという経験をしました。そこから、逃げるという行為がただの逃避ではなく、次のステップにつながる“創造的なエネルギー”にもなり得ることに気づいたのです。
面会のあと、心が悲鳴を上げた
今日、母の入院先へ面会に行ってきました。昨日手術を受けたばかりの右足がまだかなり痛むようで、ベッドで身動きするのも辛そうでした。食欲もなく、話す元気も少ない様子を見て、私は胸が締めつけられるような感情に襲われました。
大切な家族が苦しんでいる――その痛みを前に、私の心は「逃げたい」という衝動でいっぱいになっていきました。
逃げた先に、なぜかやる気が生まれた
そこからの私は、ある種“現実逃避”の行動に走っていました。
- 無意識にYouTubeを開く
- ネット検索を延々と繰り返す
- ピアノを弾く
- 旅行の計画を立てる
- メルマガの構成を考え始める
- 次のラジオテーマを練る
特に、普段は「ちょっと腰が重いな…」と思っていたメルマガづくりが、なぜかスルスルと進みました。普段の私なら後回しにしてしまうような作業が、このタイミングでは自然に手が伸びるのです。
「逃げたこと」が、私を前に進めていた
これ、不思議だと思いませんか?
本来なら、「大事なときに別のことをやって…自分は冷たい人間なんじゃないか」と、罪悪感が湧きそうな行動です。けれど、実際にはその“逃げ”がきっかけで、止まっていた自分の人生の一部がまた前へ進み出した――そんな皮肉な構造が見えてきました。
テスト前に掃除がはかどる、あの現象と同じ
これ、例えるなら「テスト勉強したくないから部屋の掃除を始める」という、あの現象とそっくりです。
勉強よりは掃除の方がマシ。だから掃除する。でもその結果、部屋は片づくし、心も少し整う。逃げた行為が、別の意味で前に進めてくれるんですよね。
今回の私も、「母のつらさ」に心を直視できず逃げたけれど、その逃げ道の先で、自分にとって価値のある行動をしていた――それに気づいたのです。
絶望の先に、思いがけない果実が実っていた
人生って、時に予想もしない方向に転がるものです。
獣に追いかけられて必死に逃げていたら、気づいたら今まで来たこともなかった、果実のなった木がたくさんある場所に出ていた――そんな感覚。私はまさにそれを今日、体験しました。
最後に伝えたいこと
もちろん、今日一番辛いのは母です。その痛みには何もできない自分が、もどかしくて悔しいです。
でもそんな中でも、時間は進み、皮肉なことに“逃げた先”で、自分の人生が少し進む。そんなこともあるのだと気づきました。
今、もしあなたが何かから「逃げたい」と思っているのなら、その逃げた先で生まれる“何か”にも、少しだけ目を向けてみてください。もしかしたら、今まで開かなかった扉が、そっと開くかもしれません。
今日も、皆さんにとって豊かな一日になりますように。
ではまた、お会いしましょう。