超効果的な復習のしかた&タイミング!!プロの学習カウンセラーが伝授

こんにちは。

今回は、非常に重要なテーマである「復習の方法」と「復習のタイミング」についてお話ししましょう。多くの受講生からの質問を受けることがあります。

・復習の方法がわからない

・復習しても内容が定着しない

・何度も復習しても成績が上がらない

・復習のタイミングがわからない

・復習に意味があるのか疑問

勉強や知識を身につけ、試験で成功するためには、復習が欠かせない要素です。そこで、今回は私自身がプロの学習カウンセラーとして、3000人以上の受講生にアドバイスしてきた中で最も効果的だと実感した方法を紹介します。どのようにして効率的かつ効果的に復習を行うべきか、その根拠と理由を説明します。

復習の方法を確実にマスターしたい、復習で失敗したくない、貴重な時間を復習に費やす価値があると思っている方々、最後までご覧ください。

(学校や塾では教えられない生涯役立つ学習方法や考え方を分かりやすくお伝えしています。お見逃しなく、チャンネル登録をお願いします。)

1. 復習の目的をはっきりさせる

まず、皆さんに伝えたいのは、「なぜ復習を行うのか?」という目的を明確にすることの重要性です。復習の目的は以下の通りです。

・一度理解したり解いたりした内容を

・自分の力だけで思い出し

・いつでも自力で再現できる

つまり、復習の目的は「真の理解と記憶の定着」です。理解せず、思い出せず、時間が経過すると忘れてしまうようでは、本番で成功することは難しいでしょう。短期記憶ではなく、長期記憶に内容を定着させることが大切です。まず、復習の目的を明確にしましょう。

受講生を見てきた結果、次のことを感じました。

  • 教科書や参考書を読むだけ
  • 単語帳をただ見るだけ
  • 動画をただ見るだけ

これらは、情報のインプットに偏っていることが多いようです。もちろん、インプットは重要ですが、インプットだけでは十分ではありません。ノートにまとめたり、自分で問題を解いたり、頭の中で復習するなど、アウトプットも必要です。問題を自力で解け、他人に説明できるようになることを目標としましょう。

もし自力で解けない場合は、解答や解説を見て理解し、もう一度自分で問題を解いてみてください。アウトプットのトレーニングの量が、成功と失敗の大きな違いとなります。勉強しているにもかかわらず成績が伸びない場合、アウトプットが不足している可能性が高いです。インプットとアウトプットはセットで進めましょう。

2. 短期記憶から長期記憶へ

内容が定着しないと感じる場合、短期記憶から長期記憶への移行メカニズムが理解されていないことが多いです。長期記憶に情報を定着させるためには、「インパクト(衝撃)を大きくする」か「反復する」のいずれかが必要です。

私たちの祖先は狩猟採集民族でした。日々の生活が困難で、生存に関わる情報を忘れてはなりませんでした。そのため、生命にかかわる情報やインパクトのある情報を覚える能力が発達しました。この原理を活用して、勉強もインパクトを持って覚えることが望ましいです。しかし、毎回楽しさや興奮を求めて勉強するのは難しいでしょう。そのため、「反復」が重要です。

復習のタイミングはどこがベストかご存知ですか?答えは「忘れそうな頃」です。復習中に「あれ、これって何だっけ?」と思い出すタイミングが理想的です。忘れそうな頃に復習すると、情報が定着しやすくなります。

一般的なタイミングは以下です。

・当日の夜寝る前

・一週間後

・一か月後

ただし、苦手な科目に関しては、より頻繁に復習したり、回数を増やすと効果的です。

ちなみに、復習を通じて定着する原理を考えると、ネガティブなことを反復しないことをおススメめします。ネガティブな情報を繰り返し復習することで、ネガティブな気分が増幅されてしまいます。楽しい経験や幸せなことを思い出すことが良いですね。

3. 復習のタイミングの習慣化

復習のタイミングは、自分の生活スタイルに合わせて習慣化しましょう。以下は私がオススメする復習のタイミングです。

1回目: インプットした瞬間

2回目: 家に帰った直後

3回目: お風呂前または寝る前

4回目: 次の日の朝

5回目: 週末

6回目: 月末

7回目: 定期テストや模試直後

1回目: インプットした瞬間

まずは理解した・覚えた瞬間ですね。意外と覚えていなかったり、理解したつもりなのに解けない問題があったりする可能性があります。インプットした瞬間なら理解できるはずなので、インプットした瞬間のアウトプット(復習)は一番大事ですね。

2回目: 家に帰った直後

ほとんどの人は毎日家に帰りますよね?そして、家に帰るとくつろぎたくなりますよね?ですのでくつろぐ前にその日の復習をしてしまいましょう。服も着替えず復習するのもオススメです。なぜなら、「この復習が終わったら服を着替えてくつろげる」というごほうびがある状態なので頑張りやすくなっているからです。

3回目: お風呂前または寝る前

お風呂前や寝る前など、くつろぐ前にやることをやってしまうのもやりやすいですね。寝る前は記憶のゴールデンタイムで定着しやすいのですが、眠くて集中できないというリスクもあります。お風呂に入る前のほうが取り組みやすいでしょう。

4回目: 次の日の朝

 次の日の朝に、昨日の復習を1問でも1ページでもよいので、ちょっとだけやってみましょう。前日の記憶が思い出されて定着度が大きく前進するでしょう。

5回目: 週末

週末に一週間の総復習をすると効果的です。ここでも大事なのは「全部やろうとしないこと」です。大事な部分だけふせんを貼っておいて復習をしましょう。これだけできれば相当定着していることでしょう。

6回目: 月末

月末に1か月間で学習した内容を総復習すると、学習した全体像がよく理解できるようになるでしょう。反復も6回目で内容によっては受験まで対応できる土台が作られているでしょう。

7回目: 定期テストや模試直後

学習した内容がテストでどれくらい通用するか、課題は何かが明確になるので、テスト後の復習は、あなたにとって一番必要な勉強ができるでしょう。ほとんどが複数回学習した内容になっているので、相当実力がついているでしょう。これらのタイミングを自分の生活に合わせて選び、復習の習慣を身につけましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
効果的な復習のしかたが学べて、あなたの成長につながればうれしいです。

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